有馬記念

2013年ラストの頂上決戦! 「有馬記念(第58回グランプリ)」

一年を締めくくる大一番として定着している有馬記念は、日本全体を巻き込む一大イベントとなっているビッグレース。今年も実績馬はもちろん、一発を狙う伏兵陣も含めて、グランプリにふさわしい戦いを展開してくれることだろう。2007年から昨年まで、6年連続で単勝9番人気以下の馬が3着以内に食い込んでおり、単勝5番人気以内の馬が3着以内を独占したのは、2003年が最後となっている。今年も当然、上位人気馬だけでなく伏兵馬にも目を光らせておきたいところ。数々のデータを頭に入れてから臨みたい一戦だ。

1着軸馬候補オルフェーヴル
オルフェーヴル(牡5・池江泰寿)は、3歳時の2011年に皐月賞(東京・芝2000mで開催)、日本ダービー、菊花賞を優勝。圧倒的な強さでクラシック三冠を達成した。さらには、暮れの有馬記念で並み居る古馬の強豪を撃破。同年のJRA賞年度代表馬と最優秀3歳牡馬に選出されている。そして、4歳時には上半期のドリームレース・宝塚記念を制覇。あらためて国内最強馬の実力を証明した。秋にはフランスに遠征。前哨戦の国際G2・フォワ賞を制し、国際G1・凱旋門賞(ともにロンシャン・芝2400m)でも一旦は完全に抜け出す強い内容を見せたものの、ソレミア(1着)の豪脚に屈してクビ差の2着に惜敗した。帰国初戦で、同年の牝馬三冠を達成したジェンティルドンナ(1着)と壮絶な叩き合いを繰り広げ、ハナ差の2着と大接戦を演じたジャパンカップは、ファンに語り継がれる名勝負と言えるだろう。5歳を迎えた今年は、悲願達成を目指して再びフランスの地へ赴き、国際G2・フォワ賞を2連覇。国際G1・凱旋門賞では5戦5勝の無敗で優勝した3歳牝馬トレヴから5馬身離された2着と完敗を喫し、前年のリベンジは果たせなかった。しかし、世界最高峰のレースで2年連続連対を確保し、その強さを世界中のホースマンに印象付けた。そして、迎えるラストランがこの有馬記念。日本の競馬ファンにその勇姿を披露して有終の美を飾るべく、2年ぶり2度目の勝利を目指す。帰国後の調整もすこぶる順調で、距離もコースも最適。豪快な走りで主役を演じてくれそうだ。

走る血統です
サンデーサイレンス(Halo)×Northern Dancer
ノーザンテースト 18.75% 4 x 3

過去の主なレース実績
2013/10/06凱旋門賞(G1)2着、海外で2年連続
2012/11/25ジャパンC(G1)2着、有力馬との名勝負
2011/12/25有馬記念(G1)1着、勝った事の有るレース

買い目は今の所、オルフェーヴル単勝を5000円 予想オッズ1.8倍 的中払い戻し金額9000円

ハロンタイム 7.0 - 11.3 - 11.6 - 12.0 - 12.2 - 12.7 - 12.6 - 12.5 - 11.9 - 12.1 - 12.1 - 11.9 - 12.0
上り 4F 48.1 - 3F 36.0
ハロンタイム 6.8 - 12.0 - 12.4 - 12.1 - 13.1 - 14.4 - 14.3 - 13.0 - 12.0 - 11.9 - 11.4 - 11.3 - 11.3
上り 4F 45.9 - 3F 34.0
ハロンタイム 6.9 - 11.4 - 12.0 - 12.3 - 12.7 - 13.4 - 13.5 - 12.3 - 11.5 - 12.0 - 11.7 - 11.1 - 11.8
上り 4F 46.6 - 3F 34.6
ハロンタイム 6.8 - 11.0 - 11.2 - 11.3 - 11.9 - 12.3 - 12.6 - 12.3 - 12.5 - 12.1 - 12.0 - 11.7 - 12.3
上り 4F 48.1 - 3F 36.0
ハロンタイム 6.9 - 11.2 - 11.9 - 11.2 - 11.9 - 13.0 - 13.2 - 12.4 - 11.5 - 11.9 - 12.0 - 11.7 - 12.7
上り 4F 48.3 - 3F 36.4


ゴールドシップ(牡4・須貝尚介)は、3歳の昨年に皐月賞、菊花賞とクラシック二冠を制覇。古馬と初対戦した有馬記念でも豪快な末脚を繰り出し、1馬身半差の快勝劇を演じた。GI 3勝の素晴らしい成績を挙げてJRA賞最優秀3歳牡馬に選出されている。4歳の今年は、上半期の総決算・宝塚記念を3馬身半差で圧勝。昨年のJRA賞年度代表馬ジェンティルドンナ(3着)を破っての勝利で、4度目のビッグタイトルを獲得した。その後は休養で心身ともにリフレッシュ。今秋は、圧倒的な1番人気の支持を受けた京都大賞典で5着、2番人気のジャパンカップでは思いもよらぬ15着に大敗と、不本意な成績がここ2戦続いている。しかし、状態面に問題はなく、今回はイギリスの名手R.ムーア騎手を鞍上に迎え、巻き返しを期してのエントリー。中山・芝コースは2戦2勝(皐月賞・有馬記念)と負け知らずで、コース適性は出走メンバーの中で最上位と言える存在。ディフェンディングチャンピオンが虎視眈々と連覇を狙っている。

エイシンフラッシュ(牡6・藤原英昭)は、2010年の日本ダービーと2012年の天皇賞(秋)を優勝。古馬の中長距離路線で活躍を続けてきた一流馬だ。GI 制覇はともに東京・芝コースで挙げたものだが、中山・芝コースでも有馬記念に3度挑戦して2度掲示板を確保。4歳時の2011年が勝ち馬のオルフェーヴルから0秒1差の2着、5歳の昨年が直線で一旦先頭を奪う勢いで伸びて勝ち馬のゴールドシップから0秒5差の4着と、ともに高いパフォーマンスを示している。今秋は、初戦の毎日王冠で上がり3ハロン32秒8(推定)の末脚を発揮して4度目の重賞制覇を飾っており、まだまだ鋭い切れ味は健在だ。前走のジャパンカップ(10着)は、押し出されて逃げる形になり、この馬本来のレースができなかったもの。うまく末脚を温存して直線勝負に持ち込むことができれば、3度目のGI 制覇も可能だろう。

トーセンジョーダン(牡7・池江泰寿)は、2011年の天皇賞(秋)優勝を筆頭に、重賞は計4勝。長期間にわたりトップクラスで活躍を続けている。昨年の天皇賞(春)で2着に好走したあとはなかなか順調にレースを使い込めなかったが、今年は札幌記念(函館・芝2000mで開催)13着→天皇賞(秋)11着→ジャパンカップ3着と予定どおりのローテーションを消化し、着々と良化をたどっている。特に前走のジャパンカップでは11番人気の低評価を覆し、2番手追走から直線でも粘り強い末脚を駆使して、勝ち馬のジェンティルドンナからハナ+クビ差の3着に健闘。実力馬復活をアピールした。7歳秋を迎えたが、ここにきて一戦ごとに馬体の張りが良くなっており、体調は確実に上向いてきた印象だ。有馬記念は、2010年と2011年でともに5着と掲示板を確保した実績がある馬。豊富なスタミナが活きる流れになれば、グランプリ戴冠も夢ではない。

ウインバリアシオン(牡5・松永昌博)は、3歳時に日本ダービー2着、菊花賞2着の実績を残し、オルフェーヴルの好敵手として活躍。現役でも屈指の能力を備えている一頭だ。しかし、4歳の昨年に宝塚記念で4着に敗れたあと、左前浅屈腱炎を発症。1年5か月もの長期休養を余儀なくされたが、スタッフの懸命の努力と同馬の不屈の闘志で見事にカムバック。復帰初戦となった前走の金鯱賞では、メンバー中2位となる上がり3ハロン34秒6(推定)の末脚を繰り出して3着に好走した。プラス30キロの馬体重538キロで出走と、まだ馬体にかなり余裕があったことを考慮すれば、その能力は計り知れないものがある。休み明けをひと叩きされて大幅な状態面の上積みが見込める今回は、好勝負の期待が懸かる。

トゥザグローリー(牡6・池江泰寿)は、2010年の中日新聞杯(小倉・芝2000mで開催)を皮切りに、翌2011年は京都記念と日経賞(阪神・芝2400mで開催)を制覇、そして2012年は日経新春杯と鳴尾記念を優勝。これまでに重賞を5勝している強豪だ。さらに、有馬記念でも2年連続(2010年・2011年)3着に好走した実績があり、今回の舞台は好相性と言えるだろう。ひと頃は本来の能力を発揮できず、ややスランプとも思える時期があったが、前走の金鯱賞では4着と久々に掲示板を確保し、復調を感じさせた。この馬の大きな特徴のひとつとして、暑い時季よりも気温の下降する時季に好成績を挙げている点が挙げられる。その意味からも、寒さの厳しい年末に行われる有馬記念は願ってもないステージ。前走後はさらに体調が上向いてきた印象で、ここはビッグレース初制覇の大きなチャンスだ。

アドマイヤラクティ(牡5・梅田智之)は今年の2月にダイヤモンドSを豪快に差し切り、重賞初制覇を達成。この秋は、京都大賞典4着、アルゼンチン共和国杯2着と上昇気流に乗って挑戦した前走のジャパンカップでも4着に入り、重賞戦線で安定した活躍を見せている。ジャパンカップでは、うまく折り合いをつけて中団のやや後方を進み、直線でインを突いて上々の伸び脚を披露。やや前が狭くなるシーンはあったが、最後は勝ち馬のジェンティルドンナに0秒1差まで迫る中身の濃い内容を残した。末脚勝負のタイプだが、中山・芝コースでは3戦2勝3着1回の好成績をマーク。適性は高く、目下の勢いも魅力だ。

ダノンバラード(牡5・池江泰寿)は、今年の宝塚記念で勝ち馬のゴールドシップから0秒6差の2着に好走。今年初戦のアメリカジョッキークラブCを快勝し、秋初戦の産経賞オールカマーでも勝ち馬のヴェルデグリーンからクビ+クビ差の3着と優勝争いに加わっているように、中山・芝コースの実績は十分。好位につけてうまく立ち回れる自在性は侮れない。

ナカヤマナイト(牡5・二ノ宮敬宇)は、中山・芝コースで〔4・2・0・1〕の好成績をマーク。勝ち鞍のなかには、昨秋の産経賞オールカマーと今春の中山記念が含まれており、コース適性では上位にランクされる存在だ。順調にレースを使われている点も好感が持てるうえに、豊富なキャリアからも軽くは扱えない。

デスペラード(牡5・安達昭夫)は、今春の阪神大賞典で勝ち馬のゴールドシップから0秒3差の2着に好走し、長距離への適性の高さを示した。この秋は、京都大賞典10着→アルゼンチン共和国杯6着と徐々に良化をたどり、前走のステイヤーズSでは見事に重賞初制覇を達成している。この中間は依然として張りのある馬体をキープ。目下の勢いを活かして、上位進出を目指す。

このほかにも、伏兵陣が虎視眈々と上位進出を狙っている。カレンミロティック(せん5・平田修)は、前走の金鯱賞で2馬身半差の完勝劇を演じ、待望の重賞初制覇を達成した。ヴェルデグリーン(牡5・相沢郁)は、秋初戦の産経賞オールカマーで初の重賞タイトルを獲得。中山・芝コースで7戦4勝2着1回と、連対率71.4%を誇るコース巧者だ。ラブリーデイ(牡3・池江泰寿)は、まだ重賞の勝ち鞍こそないが、前々走の小倉記念2着、前走の金鯱賞2着と、ここにきて地力強化が目立つ一頭だ。先行力があり、中山・芝コース向きの馬だけに、強豪相手でも侮れない。
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