朝日杯


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第65回 朝日杯フューチュリティステークス

誇り高き2歳王者の栄冠を手に入れろ! 「第65回 朝日杯フューチュリティステークス」
朝日杯フューチュリティSは、2歳王者を決する一戦として、語り継がれる幾多の名勝負を映し出して来た。近年の優勝馬を振り返っただけでも、今年の皐月賞を制したロゴタイプ(2012年)、2011年のNHKマイルC優勝馬グランプリボス(2010年)、2010年のジャパンカップを勝ったローズキングダム(2009年)などのスターホースが名を連ねている。2歳チャンピオンを決める一戦にはどのような傾向があるのか、過去10年の熱戦の歴史から迫っていく!



重賞ガイドムービーは、12月14日(土)9時頃に更新予定です。




上位人気馬が圧倒!

まず単勝人気別成績から見て行くと、連対馬20頭中17頭が「5番人気以内」の支持を得ていた。なかでも、「1番人気」馬は3着内率80.0%、「2番人気」馬は勝率40.0%という突出した数値を叩き出している。「6番人気以下」の3着内率が10%に満たない点からも、不確定要素の多い2歳馬のレースながら、単勝上位人気に推された馬が人気に応える走りを見せるケースが多いようだ。〔表1〕
〔表1〕 単勝人気別成績(過去10年)

単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 2-2-4-2 20.0% 40.0% 80.0%
2番人気 4-1-1-4 40.0% 50.0% 60.0%
3番人気 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
4番人気 1-2-1-6 10.0% 30.0% 40.0%
5番人気 1-2-1-6 10.0% 30.0% 40.0%
6〜9番人気 1-1-1-37 2.5% 5.0% 7.5%
10番人気以下 0-1-1-65 0% 1.5% 3.0%


直近で勝利したレースの距離に注目!

次に、直近で勝利したレースの距離別に成績をまとめると、勝ち馬10頭はすべて直近で勝利したレースが「芝1400m以上」だった。そのうちの6頭を占める「芝1600〜1700m」組は3着内率でも断トツの31.8%を記録している。直近で勝利したレースが1600m前後だった馬がいれば、今年もノーマークにはできないだろう。〔表2〕
〔表2〕 直近で勝利したレースの距離別成績(過去10年)

距離 成績 勝率 連対率 3着内率
芝1300m以下 0-2-0-30 0% 6.3% 6.3%
芝1400〜1500m 2-5-3-40 4.0% 14.0% 20.0%
芝1600〜1700m 6-1-7-30 13.6% 15.9% 31.8%
芝1800m以上 2-2-0-18 9.1% 18.2% 18.2%
ダートのレース 0-0-0-9 0% 0% 0%


直近で勝利したレースでの2着馬とのタイム差も要チェック!

さらに、直近で勝利したレースにおける2着馬とのタイム差別に成績を調べると、「0秒1以下」の僅差だったグループは3着内率が15%未満にとどまる一方、「0秒2以上」の着差を付けていた各グループでは同20%以上の数値をマークしている。なかでも「0秒5〜0秒7差」だったグループは優勝こそないものの、3着内率50.0%の大活躍。直近で勝利したレースにおいて、2着馬に「0秒2以上」の差を付けていた馬は、高い評価が必要と言えるだろう。〔表3〕
〔表3〕 直近で勝利したレースにおける2着馬とのタイム差別成績(過去10年)

タイム差 成績 勝率 連対率 3着内率
0秒0 1-1-2-27 3.2% 6.5% 12.9%
0秒1 1-2-1-34 2.6% 7.9% 10.5%
0秒2 6-1-3-32 14.3% 16.7% 23.8%
0秒3〜0秒4 2-3-2-25 6.3% 15.6% 21.9%
0秒5〜0秒7 0-3-1-4 0% 37.5% 50.0%
0秒8以上 0-0-1-5 0% 0% 16.7%


4コーナーの位置取りがカギ!

4コーナーの位置別成績では、「6番手以下」のグループからも7頭の連対馬が出ているが、好走率の面では、「先頭」・「2〜5番手」のグループが10%を超える勝率をマーク。3着内率も30%を超えており、「6番手以下」には大きな差を付けている。小回りコース、しかも2歳馬のレースということもあって、4コーナーを「5番手以内」という前めの位置取りでレースを進めた馬が、好結果を残す傾向が強いようだ。〔表4〕
〔表4〕 4コーナーの位置別成績(過去10年)

4コーナーの位置 成績 勝率 連対率 3着内率
先頭 1-2-1-6 10.0% 30.0% 40.0%
2〜5番手 5-5-5-34 10.2% 20.4% 30.6%
6〜9番手 3-3-2-37 6.7% 13.3% 17.8%
10番手以下 1-0-2-49 1.9% 1.9% 5.8%




前走1着が勝利への条件!?

2008年以降の過去5年に限れば、優勝馬5頭すべてが、前走で「1着」だった。出走頭数では、前走「1着」馬が41頭、前走で「2着以下」だった馬が39頭と、ほぼ同数のなかでこの結果が出ていることから、前走を勝利していた馬の勢いは大いに評価すべきだろう。〔表5〕

(河野道夫)
〔表5〕 前走の着順別成績(過去5年)

前走の着順 優勝馬 2着以下
1着 5頭 36頭
2着以下 0頭 39頭









朝日杯フューチュリティステークス

12年度タイム
ハロンタイム 12.1 - 10.8 - 11.0 - 11.5 - 11.9 - 12.2 - 11.8 - 12.1
上り 4F 48.0 - 3F 36.1


コーナー通過順位
2コーナー 15(8,9,14)(2,12)(5,16)(6,10)(3,11)13,7-4,1
3コーナー (2,*15,14,5)(9,12,16)(8,3,6)-(10,13)(11,4)(7,1)
4コーナー 2(9,15,14)(12,5)(8,3,16)4(10,11,7,6)(13,1)


11年度タイム
ハロンタイム 12.2 - 11.0 - 11.3 - 11.4 - 11.9 - 12.0 - 11.7 - 11.9
上り 4F 47.5 - 3F 35.6


10年度タイム
ハロンタイム 12.2 - 11.0 - 11.5 - 11.9 - 12.0 - 11.7 - 11.6 - 12.0
上り 4F 47.3 - 3F 35.3


9年度タイム
ハロンタイム 12.0 - 10.8 - 11.4 - 11.9 - 12.3 - 12.3 - 11.7 - 11.6
上り 4F 47.9 - 3F 35.6


8年度タイム
ハロンタイム 12.2 - 10.8 - 11.3 - 12.0 - 12.5 - 12.6 - 11.7 - 12.0
上り 4F 48.8 - 3F 36.3


逃げ馬、先行馬など、前に行ける馬が活躍
[脚質別着度数]データ班
脚質 着度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 70-47-26-244/387 18.10% 30.20% 37.00%
先行 126-129-121-760/1136 11.10% 22.40% 33.10%
差し 105-118-138-1379/1740 6.00% 12.80% 20.70%
追込 15-23-34-1339/1411 1.10% 2.70% 5.10%

内枠馬が有利な傾向で、外枠馬は不振だ
[枠別着度数]データ班
枠順 着度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 43-45-38-386/512 8.40% 17.20% 24.60%
2枠 49-37-43-419/548 8.90% 15.70% 23.50%
3枠 32-40-36-460/568 5.60% 12.70% 19.00%
4枠 54-47-35-453/589 9.20% 17.10% 23.10%
5枠 31-30-40-507/608 5.10% 10.00% 16.60%
6枠 52-43-44-483/622 8.40% 15.30% 22.30%
7枠 28-41-49-510/628 4.50% 11.00% 18.80%
8枠 31-36-34-526/627 4.90% 10.70% 16.10%
.
前走同距離馬に注目
[前走距離別着度数]データ班
前走距離 着度数 勝率 連対率 複勝率
同距離 129-122-120-1128/1499 8.60% 16.70% 24.70%
距離延長 66-63-64-1128/1321 5.00% 9.80% 14.60%
距離短縮 64-75-77-758/974 6.60% 14.30% 22.20%

平均タイプの馬が好走している
[LAP傾向]LAP班
LAP
傾向 1 2 3 4 5 6 7 8 前半
3F 後半
3F 後半
1000m
全体 12.5 11.4 11.7 12 12.2 12 11.7 12.1 35.6 35.8 59.7



第65回朝日杯フューチュリティステークスは、1980年以来の牝馬勝ちを狙うベルカントのみが重賞ウィナーという大混戦模様である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第65回朝日杯フューチュリティステークスに出走する有力各馬をステップレースごとに分析する。

デイリー杯2歳ステークス組からは、2着のアトム(川田将雅)が第65回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

アトムのデイリー杯2歳ステークスの2着という結果は、開幕週の前が止まらない馬場によりホウライアキコを捕えられなかっただけであり、3着以下に3馬身の差をつけていることからも、負けて強しの内容であった。

よって第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、アトムに本命級の高い評価を与えるべきである。

ファンタジーステークス組からは、1着のベルカント(武豊)が第65回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

ベルカントのファンタジーステークスの勝利という結果は、インが有利の京都の馬場状態を生かして逃げ切ったものであり、レース内容としての価値は微妙である。

よって第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、ベルカントが好走するためには、イン有利の馬場で楽に逃げを打つなど展開の助けが必要と判断すべきである。

京王杯2歳ステークス組からは、4着のマイネルディアベル、5着のトーセンシルエット(江田照男)、6着のモーリス、7着のルミニズム(ムーア)、8着のアポロスターズ(勝浦正樹)及び12着のテイイエムキュウコー(三浦皇成)が第65回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

マイネルディアベル、トーセンシルエット、ルミニズム、アポロスターズ及びテイイエムキュウコーは、京王杯2歳ステークスの見所のない内容を見る限り、第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想において高い評価は不要である。

一方、モーリスの京王杯2歳ステークスの6着という結果は、スタートで煽っての上がり33秒1の脚を使って届かずという競馬の結果であり、度外視可能である。

よって、第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、レコード勝ちしたデビュー戦の内容だけ走ればモーリスが巻き返す可能性が高いと判断すべきである。

東京スポーツ杯2歳ステークス組からは、2着のプレイアンドリアル(柴田大知)、7着のキーンソード(大野拓哉)及び8着のハイアーレート(吉田豊)が第65回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

プレイアンドリアルの東京スポーツ杯の2着という結果は、勝ったイスラボニータとはコース取りの差だけであり、ゴール前で差し返していることを考慮すると力負けではない。

よって、第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、プレイアンドリアルにも本命級の高い評価を与えるべきである。

キーンソード及びハイアーレートは、東京スポーツ杯2歳ステークスの見所のないレース内容を見る限り、第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想において高い評価は不要である。

一方、千両賞組からは、1着のウインフルブルーム(和田竜二)が第65回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

ウインフルブルームの千両賞の勝利という結果は、開幕週の馬場をマイペースで逃げる展開に恵まれたものであり、3馬身の着差ほどの圧倒的な能力差があったわけではない。

よって第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、ウインフルブルームが好走するためには、内枠を引いて好位のインを追走するなどの展開の助けが必要と判断すべきである。

ベゴニア賞組からは、1着のショウナンワダチ(北村宏)及び6着のアルバート(戸崎圭太)が第65回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

ショウナンワダチのベゴニア賞の勝利という結果は、直線までロスのない競馬をさせた北村宏騎手の好騎乗によるものであり、レース内容としての価値は高くない。

よって、第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、2戦2勝で底を見せていない点を考慮しても、ショウナンワダチには押さえ程度の評価を与えれば十分である。

一方、アルバートのベゴニア賞の6着という結果は、仕掛けが遅れてのものであり、力負けではない。

よって第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、アルバートがショウナンワダチを逆転可能と判断すべきである。

一方、京都2歳ステークス組からは、3着のサトノロブロイ(松田大作)及び4着のピークトラムが第65回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

サトノロブロイ及びピークトラムの京都2歳ステークスの敗戦は、スローペースを先行してのものであり、レース内容としての価値は低い。
よって、第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、サトノロブロイ及びピークトラムに高い評価は不要である。
ただしピークトラムは、新潟2歳ステークスにおいて、東京スポーツ杯馬イスラボニータと互角の競馬をしているので、マイルの距離ならば押さえ程度の評価は必要である。

一方、500万の平場勝ち組からは、1着のツィンクルソード(福永祐一)が第65回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

ツィンクルソードの500万平場の勝利という結果は、スローペースを2番手で追走する展開に恵まれたものであり、見た目ほどの強さはない。

よって第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、ツィンクルソードにも押さえ程度の評価を与えれば十分である。

一方、オキザリス賞組からは、1着のアジアンエクスプレス(ムーア)が第65回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

アジアンエキスプレスのオキザリス賞の勝利という結果は、7馬身の着差が示すように力の違いを見せつけたものと言える。
よって第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、芝適性次第でアジアンエキスプレスも好走可能と判断すべきである。




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